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オリジナルカクテルを考える時 [酒の肴は音楽と会話]

レシピとは、作り方(調理法)のことであって、分量のことではない。広義では、もちろんその分量も作り方のうちだろうけれど。

ま、んなことはどーでもええか(笑)。気に入ったものが出来たら、ごたくは要らんよね。

先日オリジナルカクテル『シェラザード(完結編)』の記事にて、「私の主義が」どうのこうのと少しだけ書いたので、せっかくやし、もうちょっと色々話してみたいと思います。

1. 使用する材料は4種類以下

カクテルブックとか、カクテルコンペに出品されたレシピを見ると、5~6種類とかもっと材料を使っているものがあります。もちろん、作り手は試行錯誤の結果としてそうなったものでしょうから、それなりの意味があるのだと思います。

でも、どうも私はバカなようで、その意味(意図?)が理解できません。この材料、入ってなくても別にええんちゃうの?とか、ついつい思ってしまいます。

だってね、強烈な風味の材料ばっかりの中に、1tspだとか1dashだとかの風味の弱い材料が入る訳ですよ。素人の私には、味の違いなんぞわかりませ~ん。

☆本音☆
自分で材料を集めずに、バーテンダーの方々にお願いして作ってもらうので、あんまり材料が多いと面倒かけてしまい、申し訳なくて。。。

それにしても、4種類以下を主義と決めてしまうと、えらい大変なんです。前述のシェラザード(完結編)のとこでも書いてますが、選択肢が大幅に狭くなります。

特に飲みやすいカクテルを考えている時は、リキュールあるいはジュースそのものが主張するためどうしても甘くなり、味をしめる意味でレモンとかライムを使うことが多々あります。じゃないと、甘ったるくて飲んでるうちにしんどくなるからです。

そうなると、ベースの酒を除いて、ほかの材料はたったの2種類。その選択肢の中で、オリジナルと呼んでもらえるカクテルを作ろうとすると、大概名の知れたカクテルと似たり寄ったり。突拍子のないカクテルを作るのならともかく、おいしいと人に言ってもらえるカクテルを作るなら、ほんと苦労します。



2. どこのバーにも置いてありそうな材料を使う

自宅でバーごっこをやるにしても、集められる材料には限界があります。それに、毎日ひっきりなしにお客さんが来るならともかく、作ったカクテルを味見してもらおうと思うと、やはりバーの飲み仲間ってことになります。

そうなると、バーに置いてない材料でカクテルを考案しても、味見してもらうことができません。というか、自分が飲みたくても飲めない。。。


この2つの主義に従って、オリジナルカクテルを考えています。『材料は4種類以下』という話の方が長々と語っていますが、実は2つめの『どこのバーにも置いてありそうな材料』の方を、重要視しています。

なんせ、私が育った徳島県はほんと田舎(いまだに電車が走っていない)なので、今はともかく昔は珍しいリキュールなど置いてなかったので、飲みたくても飲めないカクテルがいっぱいあったんです。そう、まさに『絵に描いた餅』。カクテル好きな人間としては、そういうツライ時代を生きてきたのでね。

ちなみに、多くの種類の材料を使っていながら、これは絶対にそうでなければと思えるカクテルって、わかります?

  レインボーカクテル

材料をグラスに直接7層に分けて入れるカクテルです。

写真が掲載されているWebページ『カクテル×カクテル』を見つけたので、紹介しておきます。

   カクテル×カクテル
   レインボーカクテルのページ


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氷の翡翠さんのレシピのコンセプトに賛成です!!
私は料理を作るとき、「引き算のレシピ」をコンセプトにしています。
あってもなくても変わらない材料・調味料ってあると思います。
ソムリエ並みに味覚の発達した人じゃなければ、
気が付かないかもしれませんね。
身近にある材料っていうのも賛成です。思い立ったらすぐ作れますもの。
毎日の食事(お酒)はシンプルが一番だと思います。
シンプルでおいしいなんて最高!ですね。
by (2007-02-13 19:41) 

氷の翡翠

いらっしゃいませ、kuuさん♪
ソムリエ並みって、それほめすぎですよ(嬉)。いや、実は、舌はたいしたことありません。なので、なんでも思い込みでやってしまいます(苦笑)。
料理でもなんでも、身近にあるもので出来るってのは、いいですよね。料理本を見ても、どこにも売ってない食材がレシピに入ってたりで、チャレンジしようが無いのはよくある話。学生の頃、どこでも売ってる食材を使ったレシピが書いてあるオレンジページって雑誌は、毎週買ってました。
by 氷の翡翠 (2007-02-15 01:32) 

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