翡翠トニック [オリジナルカクテル]
この前の記事は・・・と、、、8月30日!!!
ごぶさたしております。氷の翡翠です(おじぎ)。
ずいぶん長い間、何もしてませんでした。うちのブログを楽しみにしてくださってる方々には、大変申し訳なく思っています。・・・って言っても、楽しみにしてるかたなんてほとんど皆無に等しいとは思いますが(汗)。
香川県、愛媛県、東京、あちこち行ってて忙しかったんです。割と出張のある仕事でして、機会を見つけては行った先のバーに転がり込んだりしてます。今年中に香川県高松市と愛媛県松山市に行く可能性が高いので、おすすめのバーをご存知でしたら、教えてくださいね。
話は変わって、数年前になりますが、東京・名古屋・静岡を行ったり来たりの半年間がありました。その頃はジントニックに何かひと味プラスというのみ方をよくしていて、静岡県沼津市のバーに立ち寄った際、グリーンミントリキュールをプラスしてもらいました。
ジントニックはもちろんさっぱり爽やかなロングカクテルですが、ほんのり緑とも青とも区別のつかない淡い色合いとミントの爽やかな香りがプラスされて、またひと味違った雰囲気をかもしだしています。
「夏っぽくて、いい感じだなぁー。」
そんなふうに思いました。
いや、ほんと、夏にぴったりって感じのロングカクテルです(自画自賛モード)。
・・・なんか変だな。。。何が変なんだろう???
外は雪降っとるやんか!
そう、このカクテルを考えたのは12月。冬でも結構暖かい静岡に雪が・・・、考えるだけで「ぞぉ~」っとする寒さの中、「夏っぽくって」って(苦笑)。
ま、それはそれでおいといて、カクテル好きのかたならレシピを書かなくてもおわかりだと思いますが、とりあえず。。。
素材 | 分量 |
---|---|
ドライジン | 適量 |
フレッシュライムジュース | 適量 |
グリーンミントリキュール | 適量 |
トニックウォータ | 適量 |
タンブラー&ビルド |
名前は 「翡翠トニック」。
Hypnotiq 氏の Bar Ararat でよく顔を合わせるF氏が名付け親です。
私の知らない間に、名前が付いてました(笑)。
適量と書いてますが、バーテンダーの方にお聞きすると、ベースになるものとトニックやソーダなんかの比率は、1.5:2 から 1:2 ぐらいが無難なようです。ジンを 50ml、ライムを 10ml とした場合、トニックウォータは 90~120ml ぐらい。でもま、ジンやトニックの種類、ライムの状態、バーテンダーの求めるところ、これらで分量は違ってきますので、あくまで参考です。
ほんのり色づいたカクテル、味だけでなく目でも楽しんでください。
グリーンミントリキュールの色が出ない程度、あるいはホワイトミントリキュールで香り付けをしただけでも美味しく飲めます。
★ご注意★
ミントリキュールはかなり強烈なので、入れすぎないように。バースプーンに半分から 1.5、多くても 2 ってとこです。
残骸 - Zan Gai - [オリジナルカクテル]
あれこれ忙しくて、7月は記事のアップができませんでした。
書きたいことは色々あるんですが、みなさんは多分カクテルの話を期待しているだろうと思うので、オリジナルカクテルの紹介です。
・・・って、たしか、うちはカクテルのブログだったよな。。。うむ。
名前は『残骸』。
やっぱりマイナスイメージの名前でしたね(汗)。あれこれ名前を考える中、枯葉という候補もあったのですが、かなりドライ(辛口)な味が枯葉のようなもの悲しいイメージとは一致しないなと思ったので、やめました。
残骸という言葉は、故 三原順さんの『残骸踏む音』という漫画から。掲載されていたのは、1970年代の少女漫画雑誌『花とゆめ』。タイトルにピンとこなくても、
『はみだしっ子シリーズ』
と聞けば、知ってるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。これにコメントをつけると歳がばれますので、お気をつけください(笑)。
素材 | 推奨銘柄 | 分量 |
---|---|---|
ドライジン | 50ml | |
カシスフレーバードウォッカ | ABSOLUT KURANT | 5ml |
ビター | CYNAR | 5ml |
ステア&カクテルグラス |
この写真は、ミキシンググラスから注いでいるところです。もちろん、私ではありません。だって、プロに作ってもらった方がおいしいし。
Bar - Ararat - の Hypnotiq 氏につくっていただきました。
前回の『モラリスト』のところでも書きましたが、基本的にはどこのバーに行っても置いてある酒を使う主義なのですが、KURANT(カラント)って最近あまり見かけないですね。昔は結構置いてあるものだったのですが。。。
KURANT はカシスの風味が付いたウォッカです。香りだけで、リキュールのような甘さはありません。
バーに行かないかたはまず知らない CYNAR(チナール)の方が、結構置いてありますね。外国の養命酒みたいなもの。一応ビターと分類してますけど、ハーブ酒、薬酒、苦味酒(ビター)、バーテンダーの世界ではどうとらえられているのでしょうかね。このあたりって大分類では同じなのもかもしれませんが、そのへんは詳しくないのでまたいつか。。。気が向いたら(笑)。
ジンのドライな風味+CYNARの苦味、ほんのりカシスの香りが漂うカクテル『残骸』。まぁ、こんなの飲めるかたは少ないと思いますけど(笑)、話のネタにでも一度飲んでみてください。かなりドライですが、CYNAR は甘みもあるし、カシスの香りも甘みをイメージさせるので、マティーニよりは甘めです。といっても、くらべるのがマティーニだと、大概のカクテルは甘めですよね(笑)。
今回使ったのは、この写真のお酒です。レシピ表ではジンの指定はしていませんが、私はタンカレーを好んでよく使います。この記事を書きながら思ったのですが、『残骸』という名前からすると、風味の強いジンであるブードゥルズなんか良いかもしれませんね。今度飲む機会があったら、試してみたいと思います。
前述の『残骸踏む音』なんですが、同名の曲(私の自作)があります。打ち込みをやってないので、残念ながらお聴かせできませんが。
さびれたシティーの 安い酒場で
とまぁ、最初はこんな歌詞で始まるんですけどね。ま、どうでもいいか。。。
モラリスト [オリジナルカクテル]
モラリスト・・・、道徳主義者、倫理を説く人、このような名を冠する人たちは多い。
多いと言っても、自称の人も結構居るのだが(笑)。
ミックスドリンク(カクテル)は、道徳的なのだろうか。
昨今、グルメ番組などで食材にあれこれ手を加え、美味しい料理を作り出し我々を楽しませてくれる。
あるがまま、これが一番美しい。自然のものに手を加えることは人工だ。なんてことを言い出せば、料理というものは非道徳とか邪道となる。
しか~し!
おいしいものが大好きな私。法を犯さなければ、また、誰かに迷惑をかけたり損害を与えたりしなければ、なんでもこい!!
という訳で、今回はモラリストというカクテルを紹介します。何が「という訳」なのかよくわかりませんが。。。
まずは、写真を見てください。濃い琥珀色のオン・ザ・ロック スタイルのカクテル。左のボトルは、バー好きなかたは見ただけですぐわかる WILD TURKEY。ケンタッキー バーボン ウィスキーです。
では、右のボトルは一体なんなんだ?
小悪魔 [オリジナルカクテル]
綺麗な薔薇には棘がある
この史上最強の真理は、いまだかつて否定した者は誰一人居ない。
ぐふっ。
なんて始まりで、どういうふうにつなげていこうか非常に困っている。
ま、脈絡はこの際おいといて、カンパリが好きな私、そしてミルクとか生クリームを使ったカクテルも好きな私は、ある日「カンパリを牛乳で割ったらどやろ?」と考え、バーテンダーに作ってもらいました。
小雪(完結編) [オリジナルカクテル]
やっと綺麗に写真が撮れました。
ショットバーは照明が暗いところが多いので、携帯電話のカメラでは綺麗に撮れないなーと常々思ってたのですが、あれこれいじってたら「夜景モード」というのがあることに気付き、そのモードだと結構明るく撮れることがわかりました。
ほんのりグリーンに色づいた感じがわかり、満足しています。クリーミー感もわか・・・るかな。う~ん。でもまぁ、満足です。
今夜も、飲みに行こうかな。昨夜、ちょっと飲みすぎまして、昼前まで頭が痛かったのですが、どんな痛みだったかもう忘れてしまいました。だから、また飲めるんでしょうねぇ。ほんと、人間って、学習能力に乏しいですねぇ。。。
あ、そうそう、カクテル好きなかたはご存知でしょうけれど、そうでもないかたもいらっしゃるので、こういう生クリームを使った場合のシェイクについて、語ってみましょう。
氣憂 [オリジナルカクテル]
今日は、カクテルの写真を最初に掲載してみました。可愛らしい色合いで、とってもおいしそうでしょ。そうです、おいしいんです。(伝家の宝刀☆自画自賛)
数年前、Bar - Ararat - のオーナーである Hypnotiq こと岩尾氏の主催で、お客さん向けのカクテル講座が開催されました。そのラスト週には、受講していたメンバーがオリジナルカクテルを発表し、実際にカウンターの中に入ってシェイカーを振る、といった、カクテル好きにはたまらないイベントでした。
カクテル講座については、ミキソロジー~混酒論「カクテル講座」をご覧ください。2006年度版の講座案内がアップされています。
受講していた当時、あれこれオリジナルネタは持ってたのですが、それまでにお店で作ってもらってたものをラストに出しても、岩尾氏にとっては目新しさがない筈。
それではあまりにも悔しい(笑)ので、何か新しいカクテルをと思い、作ったのがこのカクテルです。
素材 | 推奨銘柄 | 分量 |
---|---|---|
レモンフレーバード ウォッカ | ABSOLUT CITRON | 30ml |
トロピカルフルーツリキュール | Alizé GOLD PASSION | 20ml |
グリーンバナナリキュール | 色が緑のもの | 5ml |
レモンジュース | 5ml | |
シェイク&カクテルグラス |
推奨銘柄とありますが、Alizé GOLD PASSION は、色的にも味的にも必須です。緑色じゃないグリーンバナナリキュールの存在は不明ですが、LEJAY GREEN APPLE のようにグリーンアップルリキュールなのに黄色(薄い黄緑色)という製品もあるので、あえて「色が緑のもの」と明記しました。グリーンアップルっていっても果肉は黄色から黄緑ってとこで、グリーンバナナも同様に果肉は黄色ですからね。ABSOLUT CITRON の方は、もしかしたらレモンのフレーバーのない普通のウォッカでも大丈夫かもしれません。レモンジュースをミックスすることですし。
味は、やや甘。アルコールは、やや強。
おいしい♪ パッションフルーツとバナナの風味が・・・って、あれ?
そうです。『 氣憂 』 は 『 キウイ 』と読みます。
味見した瞬間、名前が付きました。初めてでしたね、カクテルが出来てから名前を付けたのは。
漢字名は後付けで、氣持ちが憂鬱にならないように、あるいは憂鬱な氣持ちをこのカクテルで晴らしてねって意味を込めてます。が、説明しなければ、マイナスイメージの名前やねぇ~。
それはそうと、これ、試行錯誤せず、思いつき一発で完成したカクテルなんです。あー、驚いた。。。
月の雫 [オリジナルカクテル]
私が2000年より開設しているWebページがあります。(左のサイドバーにもリンク有り)
『 Shot Bar - 月の雫 - 』
その名を冠したカクテルです。
ウオッカ: 40ml
オレンジキュラソー: 7ml
アプリコットリキュール: 7ml
ステア&カクテルグラス
レモンピール(Lemon Peel※)1ピースをグラスに落とし、カクテルを
そそいでレモンピールを躍らせます。
そして最後にブルーキュラソーを 1/2tsp、やや広がるように沈めます。
※レモンピール: レモンの表皮のこと。
ちなみに、アップしてある写真の『 月の雫 』は、ウォッカを50ml、オレンジキュラソーとアプリコットリキュールをそれぞれ5mlのレシピで作りました。実際に作ったのは、ミキソロジー~混酒論~の Hypnotiq こと岩尾氏。自分で作るより、作ってもらった方が美味しいのでね。(気分の問題だけでなく、実際に美味しい。)
私がカクテルレシピを考える時、そのほとんどは名前が先に決まります。
プロのバーテンダーのかたは、あれをモチーフにして・・・とか、こういう味のものを作ろう・・・というのが大半で、名前はあとになることが多いようです。
それは何故か。プロのかたに聞いた訳ではないのですが、多分こうだろうと想っています。
プロのバーテンダーは、お客さんに「美味しい」と言わせたい欲求、あるいは責任感をもって仕事しています。名前が良い、美しい、それはそれで大切な要素のひとつでもありますが、だからといってまずいものを出してしまっては沽券にかかわります。
「甘くて軽いの。ソーダで割ったものがいいな♪」
なんて可愛い笑顔で女の子に(別に私の様な♂でも同じでしょうけど)オーダーされたバーテンダーは、
「名前は何にしようか」
なんて最初に考える訳ありません。
それに対し、私のような素人は、どっぷり自分の趣味の世界でカクテルレシピを考えられます。特に私の場合、高校生の頃から作詞・作曲をやっていて、歌につけるタイトルにも非常にこだわります。そのせいか、カクテルに対して良い名前が付けられるかどうかで、完成した時の満足度に差があります。
『 月の雫 』という名前のカクテルを作ろう、そう想った私は、その名前からイメージを膨らませました。実際の月は白っぽく見えることが多いのですが、昔からみなさんが持っている「月は黄色」的なイメージ、光のイメージなので透き通ったイエローに決めました。
ここからが大変でした。透明感のあるイエローなんて、CITRON JENEVERぐらいしか当時の私は知りません。CITRON JENEVERは風味が少し派手なので、落ち着いた雰囲気を目指していたため、候補からはずれました。りんごやバナナのものはあったのですが、可愛い風味になるのでちょっとイメージが膨らみません。
せっかくなので、色がはっきり見える写真もどうぞ。
最終的に、淡いブラウンをイエローに見立てて、それで作ろうと考えました。その頃、別のカクテルでもよく使っていたオレンジキュラソーとアプリコットリキュールです。
ジンが好きな私ですが、落ち着いた雰囲気のカクテルをということで、あえてウォッカを選びました。飲んでみると、なかなか悪くない。いや、結構おいしい。
しかし、なんとなく風味的に寂しいなと想った私は、さざなみ程度の静かな海に浮かぶ月をイメージし、ブルーキュラソーを沈めてみました。
!!!うまい! カクテルピンを沿えずに、あえて味の変化を楽しむ方向にもっていきました。しかしですね、ある程度ハードリカーが飲める私としては、最後はほとんどブルーキュラソーそのままになるので、ちょっと甘ったるくてツライ。
そして辿り着いた完成形が、レモンピールを沈めるということでした。ブルーキュラソーに味がシフトしていく中、レモンピールの香りが甘さをほどよくしてくれます。そして、先ほど「静かな海」と話しましたが、沈めたレモンピールが海に映った月のようで、これぞ『 月の雫 』と自画自賛(笑)。
みなさんも、カクテル作りを楽しんでみませんか♪
小雪(後編) [オリジナルカクテル]
前回、小雪(前編)ということで語ってみたのですが、みなさんの期待を
裏切るかのように、小雪(後編)です。
ま、今夜は特にボケずに書いてみましょうか。
小雪が完成ということで、ドライジンはどこでも置いてあるので良しとして、
グリーンアップル、そして生クリームがあるお店では、小雪をよくオーダー
していました。何故、生クリームに「そして」なんて前置詞がついていると
思います?
小雪(前編) [オリジナルカクテル]
小雪という名で、何を思い浮かべますか? ドラマ「あんちゃん」(だっけ?)の
ヒロインですか? それとも、2005年(だったなかー?)限定発売されたロッテの
小雪(苺味)ですか?
私にとって「小雪」という名は、幼くしてこの世を去ることになってしまった
当時3歳の妹・・・なんてエピソードはまったくなくて、ロッテの小雪のこと。
もちろん苺味なんかじゃなくて、青りんご味!
「え?」と思うかたも多いと思いますね。なにしろ、25年以上前に販売されて
いた商品(青りんご味)ですから。
みなさんご存知の様に、小梅シリーズの飴は、表面がすっぱく処理されて
います。(時代によって処理の方法が異なりますが。)
このシリーズ、私は大好きでして、子供の頃はよく買って食べてました。
(ついガリガリ食ってしまう)